耳鳴り

耳鳴りの漢方的な考え方は、「耳に栄養が行かないと気血が巡らない」と考えます。この原因を大きく分けると、「虚」と「実」によるものが有ります。

◆虚タイプ:

体に気血が不足していて、運びたくても運ぶ事が出来る気血が足りない状態です。慢性的な耳鳴りになります。高齢者や貧血など虚弱の方によく見られます。漢方の生薬として、亀の甲羅、クコの実、鹿の角、黒蟻、羊胎盤などがよく使われています。

◆実タイプ:

体には十分な気血があるものの、巡り通路(経絡)は瘀血や痰湿などに邪魔され、運べない状態になります。突発性耳鳴りに多く見えます。ストレスの原因や高血圧などによく見られます。漢方の活血化瘀、理気化痰の生薬がよく使われ、田七人参、紅花、代代花などがその代表的な治療薬です。

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